多店舗運営が複雑になる原因は、 店舗数が多いことだけではありません。
むしろ、 1店舗のときから使っていた管理方法を、 店舗が増えてもそのまま使い続けていることが 問題になる場合があります。
たとえば、
- 業務指示はLINEで送る
- 進捗は店長に聞く
- 写真はチャットへ送ってもらう
- 期限は各自で覚えてもらう
- 未対応店舗は本部が探す
店舗数が少ないうちは、 これでも回るかもしれません。
しかし、 店舗やスタッフが増えるほど、 管理する側の「探す・聞く・催促する」が増えていきます。
今回は、 多店舗運営で起きやすい5つの管理ミスを見ながら、 どう変えれば管理負担を減らせるのかを整理します。
問題は、
現場が動いていないことではない。
動いている状況が見えないこと。
まず確認|こんな管理になっていませんか?
一つでも当てはまるから問題、 というわけではありません。
ただ、 こうした運用が複数重なると、 店舗数が増えたときに管理負担が大きくなりやすくなります。
管理ミス1|「伝えた」で仕事が終わっている
LINEへ送信した時点で、管理した気になってしまう
本部から各店舗へ、 「今週中にPOPを変更してください」 とLINEを送ったとします。
メッセージを送った時点では、 まだ何も完了していません。
本当に確認したいのは、
- どの店舗が確認したか
- 誰が対応するか
- いつまでに対応するか
- どの店舗が終わったか
です。
管理ミス2|担当者が「店舗」になっている
「○○店でお願いします」で止めてしまう
「大阪店で対応してください」 と伝えても、 実際に作業するのは店舗ではなく人です。
店長がやると思っていた。
店長はスタッフへ任せたと思っていた。
スタッフは別の人がやると思っていた。
この状態では、 店舗には伝わっていても、 実行されないことがあります。
業務には、 実際に動く担当者まで決める ことが重要です。
管理ミス3|店長を「情報の中継役」にしている
すべての確認が店長へ集まってしまう
多店舗運営では、 店長が情報の中継役になりやすくなります。
この流れでは、 店長が、
- 本部から指示を受ける
- スタッフへ伝える
- 進捗を確認する
- 報告を集める
- 本部へ送り返す
という仕事を抱えます。
店長しか状況を知らない状態ではなく、 本部・店長・担当者が同じ業務情報を見られる状態 に変える方が管理しやすくなります。
管理ミス4|完了報告と写真が別の場所にある
業務と証拠が別々になっている
「終わりました」 というメッセージと、 完了写真がLINEへ届く。
その瞬間は問題ありません。
しかし数日後に、 「この店舗は本当に対応済みだったか」 と確認したくなると、 チャットを遡る必要があります。
完了報告・コメント・写真は、 元の業務と一緒に残す 方が確認しやすくなります。
管理ミス5|すべての業務を同じ熱量で確認している
管理者が全件チェックする運用になっている
10店舗で20件の業務が動けば、 最大200件分の状態があります。
これを管理者が毎回一件ずつ見ていると、 管理するだけで時間を使います。
本当に見るべきなのは、
- 未対応
- 期限超過
- 進捗が止まっている
- 確認が必要な完了報告
など、 問題が起きている仕事 です。
多店舗運営の管理は「連絡」から「業務管理」へ変える
5つの管理ミスに共通するのは、 情報を伝えるところまではできていても、 その後の状態が見えにくいことです。
店舗が増えるほど、 管理方法も少しずつ変えていく必要があります。
5つの管理ミスを整理すると
「伝えた」で終わる
→ 完了まで管理する担当が店舗単位
→ 人まで決める店長が中継する
→ 同じ情報を見る報告が別の場所
→ 業務に残す全件を確認する
→ 要対応だけ見る管理を変えると、本部の仕事も変わる
業務管理を仕組み化する目的は、 現場を細かく監視することではありません。
むしろ、 本部や管理者が 一件ずつ状況を聞かなくても済む状態を作ることです。
- LINEを確認する
- 店長へ電話する
- 写真を探す
- 未対応店舗を探す
- 催促する
- 期限超過を確認する
- 要対応を見る
- 必要な店舗だけフォローする
管理者の仕事を、
「情報を集める」から
「必要な判断をする」へ。
NOCTA WORKSなら、指示から完了までを同じ場所で管理できる
NOCTA WORKSは、 複数拠点の業務・タスク・担当・期限・進捗・完了報告・写真・予定を 一つの場所で管理できる業務管理クラウドです。
本部が業務を登録し、 担当者と期限を決める。
現場は業務を実行し、 必要に応じてコメントや写真を残して完了する。
管理側は、 進捗や要対応を確認する。
LINEや電話を完全になくすことが目的ではありません。
「連絡」と「管理」を分けること。
これが、 多店舗運営を整理するうえで重要です。
まとめ|現場ではなく「管理方法」を疑う
業務が遅れる。
報告がない。
店長から返事がない。
そんなとき、 現場の意識だけを問題にしても、 同じことが繰り返される場合があります。
指示が業務として残っているか。
担当が決まっているか。
期限が見えるか。
完了報告が同じ場所にあるか。
要対応だけを確認できるか。
人を変える前に、 仕事の管理方法を変える。
多店舗運営を効率化するなら、 まずはそこから見直してみると整理しやすくなります。