NOCTA WORKS

多店舗管理で本部がやるべきこと|店舗に任せる仕事との分け方7つのポイント

多店舗運営では、本部がすべてを管理しようとすると確認業務が増え、逆に店舗へ任せすぎると状況が見えなくなります。本部が持つべき仕事と店舗に任せる仕事を整理し、多店舗管理を無理なく回す7つのポイントを解説します。

多店舗運営では、 店舗が増えるほど 本部の役割も大きくなります。

しかし、 本部がすべてを管理しようとすると、 店舗への確認や催促ばかりが増えていきます。

一方で、 「店舗に任せる」と決めて 何も見えない状態にしてしまうと、 問題に気づくのが遅れます。

大切なのは、 本部がやるべきことと、 店舗に任せることを分けること です。

この記事では、 多店舗管理における本部と店舗の役割を整理し、 確認業務を増やさずに運営するための 7つのポイントを解説します。

本部が各店舗へ確認と催促を繰り返す状態から、店舗が自走し本部が全体を確認する多店舗運営への変化
本部が一店舗ずつ確認する運営から、店舗が自ら業務を進め、本部は全体状況を見て必要な店舗だけを支援する運営へ。
HEAD OFFICE

本部の仕事は、すべてを見ることではない。
店舗が自分たちで動ける仕組みを作ること。

多店舗運営で本部の仕事が増える理由

一店舗だけなら、 店長と直接話せば ほとんどの状況を把握できます。

しかし、 3店舗、5店舗、10店舗と増えるにつれて、 同じ管理方法では回らなくなります。

01

確認先が増える

一つの業務でも、 店舗数分だけ進捗確認が必要になります。

02

店舗ごとの差が大きくなる

店長やスタッフによって、 仕事の進め方や報告方法が変わります。

03

情報が本部へ集まりすぎる

本部がすべての問い合わせ窓口になると、 判断以外の仕事まで集中します。

04

問題発見が遅れる

状況が見えないと、 期限超過や未対応に後から気づくことがあります。

本部がやるべきことと、店舗に任せること

多店舗運営では、 本部と店舗で同じ仕事を持たないことが重要です。

HEAD OFFICE

本部が持つ仕事

  • 全社ルールを決める
  • 店舗へ業務を依頼する
  • 期限や優先順位を決める
  • 店舗間の差を確認する
  • 問題がある店舗を支援する
  • 運営方法を改善する
STORE

店舗に任せる仕事

  • 日々の業務を実行する
  • 担当者を調整する
  • 必要な現場判断をする
  • 完了報告を残す
  • 問題があれば共有する
  • 店舗内で改善する

本部は 「店舗の代わりに仕事をする場所」ではなく、 店舗が動ける基準と仕組みを作る場所 と考えると整理しやすくなります。

多店舗管理を効率化する7つのポイント

1. 本部は「何をやるか」を決める

全店舗で必要な業務は、 本部が基準を決めます。

たとえば、

  • 販促物の設置
  • キャンペーン準備
  • 衛生チェック
  • 提出物
  • 研修

などです。

店舗ごとに 「やる・やらない」が変わらない仕事は、 本部側で統一した方が 運営は安定します。

2. 店舗には「どうやるか」を任せる

本部が細かい手順まで すべて指示すると、 店舗側は判断しなくなります。

必要な基準だけ決めて、 現場で調整できる部分は 店舗へ任せます。

たとえば、 「18時までに売場変更を完了する」 という結果は本部が決めても、 誰が何時から作業するかは 店舗で決めても問題ありません。

3. 指示には担当・期限・対象店舗を付ける

本部からの指示が曖昧だと、 店舗側も動きにくくなります。

少なくとも、

  • どの店舗が対象か
  • 誰が担当するか
  • いつまでか

を明確にします。

複数店舗への業務指示と担当者、期限、進捗を確認できるNOCTA WORKSの業務一覧画面
本部から業務を出すときに対象店舗・担当・期限を明確にすると、その後の確認回数を減らしやすくなります。

4. 本部は「完了したか」を聞かない

店舗へ毎回、 「終わりましたか?」 と聞いていると、 店舗数が増えるほど本部業務も増えます。

理想は、 店舗が完了した時点で記録を残し、 本部は一覧を見るだけで確認できる状態です。

BEFORE 本部が聞く

店舗ごとに電話・LINEで進捗確認。

→
AFTER 本部が見る

一覧から未対応・完了を確認。

5. 全店舗ではなく、問題がある店舗を見る

本部が全店舗を 同じ頻度で確認する必要はありません。

本部が優先して見るべきなのは、

  • 期限を過ぎている店舗
  • 未対応が多い店舗
  • トラブルが発生している店舗
  • 支援が必要な店舗

です。

正常に動いている店舗は任せ、 問題がある店舗へ本部の時間を使います。

6. 店長を「情報の中継地点」にしない

店舗の情報が すべて店長を経由する仕組みになると、 店長の負担が大きくなります。

スタッフが直接確認できる仕事まで 店長が伝え、 スタッフからの完了報告を 店長が本部へ送り直す。

この中継作業は、 店舗数やスタッフ数が増えるほど 大きな負担になります。

必要な情報を スタッフ・店長・本部が それぞれ確認できる状態を作ることが重要です。

7. 本部は「管理」より「改善」に時間を使う

多店舗運営で 本部が本当にやるべきなのは、 毎日の確認作業ではありません。

店舗状況を把握したうえで、

  • なぜ遅れたのか
  • 同じ問題が繰り返されていないか
  • 業務自体を減らせないか
  • より分かりやすい運用にできないか

を考えることです。

本部が基準を作り店舗が実行し、状況確認、必要店舗への支援、改善へつなげる多店舗運営の5ステップ
本部が基準を作り、店舗が実行する。状況を確認し、必要な店舗だけを支援し、その結果を次の運営改善へつなげます。
01 基準を作る
→
02 店舗が実行
→
03 状況を見る
→
04 必要店舗を支援
→
05 仕組みを改善

「任せる」と「放置」は違う

店舗へ仕事を任せると聞くと、 本部が何も見なくなることを イメージするかもしれません。

しかし、 任せるためには 状況が見える仕組みが必要です。

見えないから確認するのではなく、
見えているから安心して任せられる。

店舗の状況が見えるからこそ、 本部は細かく口を出さずに済みます。

本部が見るべき数字・情報は多くなくていい

本部管理というと、 大量の指標やレポートを 用意したくなることがあります。

しかし、 日々の業務管理で必要なのは、 それほど多くありません。

まずは、

  • 未対応業務
  • 期限超過
  • 完了状況
  • 問題・報告
  • 今後の予定

が分かれば、 多くの運営判断はできます。

SV・エリアマネージャーとの役割分担も重要

店舗数が増えると、 本部と店舗の間に SVやエリアマネージャーが入ることがあります。

この場合も、 SVが全店舗の情報を 人力で集める役割になってはいけません。

状況は仕組みで共有し、 SVは 現場支援や改善が必要な店舗を見る 役割へ寄せていく方が効率的です。

SV・エリアマネージャーの業務については、 以下の記事でも詳しく解説しています。

SV・エリアマネージャーの業務を効率化する方法|多店舗の確認・巡回を減らす7つのポイント

NOCTA WORKSなら、本部と店舗の役割を分けやすい

NOCTA WORKSでは、 本部から各店舗へ業務を共有し、 店舗側で担当・実行・完了報告を進められます。

本部は、 各店舗へ連絡しなくても 業務一覧から状況を確認できます。

また、 店舗ごとの予定も カレンダーから確認できます。

本部から複数店舗の予定や業務を確認できるNOCTA WORKSのカレンダー画面
本部・SV・店舗が同じ情報を確認できれば、誰かが情報を集め直す必要を減らせます。

多店舗の進捗管理を見直したい場合はこちら

店舗へ何度も 「終わりましたか?」 と確認している場合は、 以下の記事も参考にしてください。

複数店舗の進捗管理を効率化する方法|本部の確認・催促を減らす5つのポイント

店舗業務の見える化についてはこちら

本部から店舗の状況が見えないこと自体が 課題になっている場合は、 以下の記事で詳しく解説しています。

店舗業務を見える化する方法|多店舗運営の「分からない」を減らす7つのポイント

まとめ|本部は「全部やる」から「仕組みを作る」へ

店舗が増えると、 本部がすべての業務を把握しようとしがちです。

しかし、 その方法では店舗数に比例して 管理業務も増えていきます。

本部が決めること。

店舗に任せること。

問題が起きたときだけ 本部が支援すること。

それぞれを分けることで、 店舗は動きやすくなり、 本部も確認業務から離れられます。

本部の役割は、 店舗の仕事を代わりに管理することではなく、 店舗が自分たちで動ける仕組みを作ることです。