複数店舗を担当するSVやエリアマネージャーは、 一つの店舗だけを見ていればいい立場ではありません。
売上状況、 店舗運営、 店長との打ち合わせ、 本部からの指示、 進捗確認、 店舗巡回、 トラブル対応。
担当店舗が増えるほど、 「確認する仕事」も増えていきます。
5店舗なら5店舗。
10店舗なら10店舗。
すべての店舗へ 「終わっていますか?」 「問題ありませんか?」 と確認していては、 店舗数に比例して業務量も増えます。
SV・エリアマネージャーの業務を効率化するうえで重要なのは、 すべての店舗を同じように確認するのではなく、 対応が必要な店舗を見つけやすくすること です。
この記事では、 多店舗を管理するSV・エリアマネージャーの負担を減らし、 必要な店舗へ時間を使うための7つのポイントを解説します。
全店舗を細かく見るのではなく、
「今、見るべき店舗」が分かる状態を作る。
SV・エリアマネージャーの仕事が増えやすい理由
SVやエリアマネージャーは、 本部と各店舗をつなぐ役割を持っています。
本部からの施策を店舗へ伝え、 店舗の状況を確認し、 必要に応じて改善を支援する。
そのため、 店舗数が増えるほど 情報の量も増えていきます。
特に、 店舗状況がシステム上で見えない場合、 状況を知るためには
- 店長へ連絡する
- グループLINEを確認する
- Excelを見る
- 店舗へ訪問する
といった作業が必要になります。
多店舗管理でSV・エリアマネージャーに負担が集中する7つの原因
店舗ごとに確認方法が違う
LINE、電話、Excelなど、店舗によって確認方法が違うと情報収集だけで時間がかかります。
全店舗へ同じ確認をしている
問題のない店舗にも毎回連絡していると、担当店舗が増えるほど確認業務も増えます。
進捗が店長へ聞かないと分からない
本部指示の実施状況が見えなければ、SVが店長へ確認する必要があります。
巡回しないと店舗状況が分からない
現場確認は重要ですが、状況把握のためだけに訪問していると移動時間が増えます。
写真報告が複数の場所に散らばる
店舗から届いた写真をトーク履歴から探す運用では、後から比較するのが難しくなります。
問題に気づくのが遅い
期限超過や未対応が一覧で見えないと、問題が大きくなってから発覚することがあります。
店舗巡回が「確認だけ」で終わる
訪問前に状況を把握できていないと、巡回時間の多くを事実確認に使ってしまいます。
SV・エリアマネージャーの業務を効率化する7つのポイント
1. 店舗状況を同じ場所で確認する
まず必要なのは、 店舗ごとに情報を集め直さなくても 状況を確認できることです。
少なくとも、
- 店舗
- 業務内容
- 担当者
- 期限
- 進捗
が横断して見えるようにします。
2. 全店舗ではなく未対応店舗を見る
10店舗中8店舗が完了しているなら、 確認すべきなのは残り2店舗です。
全店舗に 「終わりましたか?」 と連絡する必要はありません。
問題があるかどうかを一店舗ずつ聞く。
未対応・期限超過の店舗だけを見る。
3. 写真報告で訪問前に状況を把握する
店舗巡回そのものを なくす必要はありません。
実際に現場へ行くことでしか分からないこともあります。
ただし、 POP設置や売場変更、 清掃状態など、 写真で確認できるものまで 毎回現地確認する必要はありません。
事前に写真や完了報告を見ておけば、 巡回時には より重要な改善や対話へ時間を使えます。
4. 店舗巡回の目的を「確認」から「改善」へ変える
店舗巡回前に、 業務状況や未対応項目が分かっていれば、 現地で一から確認する必要がありません。
巡回時間を、
- 店長との対話
- 売場改善
- スタッフ教育
- 店舗課題の発見
などへ使いやすくなります。
5. 店舗ごとの予定も確認する
店舗へ業務を依頼するときには、 その店舗の予定も重要です。
イベント日、 キャンペーン、 会議、 繁忙日などが見えていれば、 無理な期限を設定しにくくなります。
6. 店舗ごとのやり方を減らす
店舗ごとに業務ルールが違うと、 SVも店舗ごとに異なる方法で確認しなければなりません。
共通化できる業務は テンプレートとしてそろえておくと、 確認基準も統一できます。
7. 「問題が起きてから対応」から「遅れに気づく」へ変える
SVの仕事が忙しくなる原因の一つが、 問題が大きくなってから対応することです。
期限超過、 未対応、 報告不足などが早く分かれば、 小さいうちにフォローできます。
店舗巡回は減らすことが目的ではない
業務をデジタル化すると、 「店舗へ行かなくてもいい」 と考えがちです。
しかし、 店舗巡回には重要な意味があります。
現場の空気、 接客、 スタッフの状態、 店長とのコミュニケーションなどは、 数字やタスクだけでは分かりません。
減らしたいのは、 「確認するだけの巡回」 です。
訪問前に確認できる情報は確認しておき、 現地では現地でしかできない仕事をする。
この分け方が大切です。
店舗へ行く回数を減らすのではなく、
一回の巡回の価値を高める。
SVが店長の代わりに仕事を管理しない
店舗の管理がうまくいっていないと、 SVが店長の代わりに細かい進捗まで追うことがあります。
しかし、 それでは担当店舗が増えるほど SVの仕事も増え続けます。
店舗内の通常業務は 店舗で回る仕組みにする。
SVは、
- 遅れている店舗
- 改善が必要な店舗
- 店長だけでは解決しにくい問題
へ集中する。
この役割分担が、 担当店舗が増えても回りやすい管理体制につながります。
NOCTA WORKSなら、複数店舗を横断して状況を確認できる
NOCTA WORKSは、 複数店舗を運営する企業向けの業務管理クラウドです。
本部からの業務指示、 店舗ごとのタスク、 担当者、 期限、 進捗、 完了報告を一つの場所で確認できます。
SV・エリアマネージャーは、 担当店舗の状況を横断して確認し、 未対応や期限超過など 対応が必要な仕事を把握できます。
「店舗へ聞かないと分からない」から、 「見れば、どこを確認すべきか分かる」へ。
すべての店舗を細かく管理するのではなく、 必要な店舗へ時間を使える状態を作ります。
複数店舗の進捗管理を詳しく知りたい場合はこちら
店舗ごとの未対応・完了状況を整理する方法は、 以下の記事でも詳しく解説しています。
複数店舗の進捗管理を効率化する方法|本部の確認・催促を減らす5つのポイント
店長の負担も見直したい場合はこちら
SVだけでなく、 店長にも指示・確認・報告が集中している場合は、 以下の記事も参考にしてください。
店長の業務負担を減らす方法|多店舗運営で店長に仕事が集中する7つの原因と改善策
まとめ|SVは「全部見る人」ではなく「必要な店舗を見る人」へ
担当店舗が増えるほど、 すべての店舗を同じように確認する方法には限界があります。
店舗状況を横断して見えるようにし、 未対応、 期限超過、 問題がある店舗だけを確認する。
店舗巡回前にも状況を把握し、 現地では改善や対話へ時間を使う。
「全店舗を確認する管理」から、 「必要な店舗へ集中する管理」へ。
それが、 SV・エリアマネージャーの業務を効率化する基本です。